COMIGRAMISTを運営するオトナキってどんな会社?

2022/04/04

こんにちは、合同会社オトナキ代表の水嶋です。

当サイト「COMIGRAMIST(コミグラミスト)」を運営するオトナキについて、どんな会社?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。コーポレートサイトは年内開設予定ですが、暫定的にこちらで説明いたします。

ビジョンとミッション

・ビジョン 「価値観が交わる世の中をつくる」
・ミッション「クリエイティブで交流を増やす」

これらの実現と実践を目的として事業を展開する会社です。

価値観は、国籍や民族、同じ国内の出身地、居住地、仕事、趣味、性、突き詰めれば個人それぞれにあると言えます。とくに昨今はインターネット(パーソナライズ)によって価値観がタコツボ化しやすい環境にあり、そうした世界では人と人との思いがけない出会いが起こらず、選択肢が広がらず、新たな発明が生まれない。そこで、今まで以上に、交流のきっかけをクリエイティブ(ユニークなアイデアの実現)でつくっていく。それがオトナキのビジョンとミッションです。

代表

水嶋健と申します。

ケンと読まれがちですが、タケルです。

左から二番目の眼鏡坊主です。

2012年からベトナムで、「べとまる」というベトナム情報サイトの運営や、「ネルソン水嶋」名義でライター活動をしていたので、ご存知でいらっしゃる方とお会いする機会も少なくありません。覚えていてくださり本当にありがとうございます。

拠点

鹿児島県の奄美群島のひとつ、沖永良部島(おきのえらぶじま)が拠点です。

母の故郷です。移住施策界隈ではR(ルーツ)ターンと呼ばれます。最近はオンラインのやりとりが当たり前になったので、鳥の鳴き声を聞き、水平線を眺めながら、光回線につなぎ不自由なく仕事させてもらえています。ありがとうございます。人口は12,000人ほどで、コンビニや総合病院もあり、「離島」と聞いてイメージするほど辺境の地ではありません。那覇から飛行機で50分、フェリーで7時間です。

やっている・やろうとしていること(事業)

多文化交流事業(COMIGRAMIST運営)

COMIGRAMなどのコミュニケーションツールを使った地域交流のきっかけづくりです。

COMIGRAM(コミグラム)はマンガを使った多文化交流・多言語学習用ツールです

島の地域振興事業(えらぶカレンダー運営)

沖永良部島の地域振興を目的として、LINE公式アカウント「えらぶカレンダー」で島のイベント情報配信や、地元高校生による取材や冊子制作の支援などをしています。今後、イベント企画、地域と移住者のマッチング施策、特産品開発などに取り組む予定です。

えらぶカレンダーについて|note

えらぶ仕事図鑑(地元高校生による大人たちへのインタビュー冊子)

ファンドレイジング事業(勉強中)

多文化交流や地域振興に関わる組織の資金調達支援(助成金の申請やクラウドファンディングなどのアドバイス)を行う…ため、ただいま「准認定ファンドレイザー」の資格取得に必要な知識などを勉強中です。

なぜ「価値観が交わる世の中をつくる」なのか

価値観が交わる世の中をつくるというビジョンと、クリエイティブで交流を増やすというミッションは、私の原体験に裏打ちされています。2011年から2019年までベトナムをおもな拠点とし、日本人であり、また外国人として暮らしてきました。

1億人弱のベトナムの中の2~3万人の日本人。総人口の0.02~3%の超マイノリティでしたが、ふるきよき日本のイメージに下駄を履かせてもらいながら、たくさんの出会いを経て、たくさんのカルチャーショックを享受してきました。料理、音楽、交通、建築、衛生…ジャンルだけでも数えると枚挙に暇がありません。

取材という仕事を繰り返す中で、国には国の価値観があり、街には街の価値観があり、人には人の価値観があるという認識が生まれていきました。国を仕切る国境ですら近世に引かれたものも少なくなく、物の見方が変わっていきます。

「世界は意外と自由なんだ」

世界全体で見ればベトナムという一カ国に数年暮らしたに過ぎませんが、そんなことを思うようになるにつれて、たくさんの価値観の欠片が集積され、「あの人ならここでどうするだろう」「この国でこれをしたらどうなるだろう」と自然と考えるようになりました。その価値観とは、同じ日本人でも、出身、年代、職業、趣味、性別、さまざまです。突き詰めれば人の数だけ価値観があります。その考えは、視野を広げ、選択を増やし、未来の可能性を高めてくれました。事実、ベトナムに行く前の私は、会社を興すなんてただの一度も考えたことはありませんでした。きっかけのひとつは確実に、ベトナムの日本人起業家たちとの出会いや、老若男女に渡り起業志向の高いベトナムでの暮らしであった、価値観の交わりです。

しかし現代、テクノロジーの進化によって、便利になるほど価値観が交わる場は激減していっていると考えています。

私が暮らす沖永良部島で聞いた話です。昭和36年まで島に水道は整備されておらず、生活用水は暗川(クラゴー)と呼ばれる洞窟などから汲んでいました。水汲みは生きるために欠かせない仕事で、そこで人と人は出会い、他者との交流、価値観の交わる場がありました。しかし、水道が整備され、水は各家庭に直接行き渡るようになり、流通などの進化によって集落の個人商店から大手スーパーに集約され、今はネットショッピングに切り替わる人も増えています。

便利になればなるほど、人は交流を失い、価値観が交わらなくなっていくのです。

テクノロジーが悪い訳では決してありません、便利が悪い訳でもありません。ただ、便利になる過程で、「ムダなもの」として省いてしまったものにこそ、人とのふれあい、つまり価値観の交わりが潜んでいます。今後は、それを意図して拾っていく、テクノロジーではなく人の行動心理の方が変わっていかないといけないと考えています。ピンチばかりではありません、一方でテクノロジーは地球の真反対同士がすぐ話せるようにしたというチャンスも与えてくれています。

繰り返しになりますが、価値観の交わりは、視野を広げ、選択を増やし、未来の可能性を高める。逆に言えば、現状に合わせルーチン化、価値観が交わらなくなった世界に未来はないと考えています。テクノロジーは発明の積み重ねであり、その背景は価値観の交わりの結果だと考えています。このままでは、テクノロジーの進化が、テクノロジーを停滞させるという、皮肉な状況に陥ってしまい兼ねません。

私が実現したい世の中はそれだ、今この世でもっとも必要なものだ。と考える。だから、オトナキのビジョンを「価値観が交わる世の中をつくる」としました。

「クリエイティブで交流を増やす」というミッションは、感情を動かすクリエイティブ(ユニークなアイデアの実現)には、理屈を飛び越えて人を驚かせ動かす力があるからです。私自身がクリエイターを志してベトナムに渡ったこともあり、その手法を信じています。詳しくは以前トークイベントで行ったプレゼンをご覧ください。沖永良部島を拠点とした経緯も説明しています。

COMIGRAM開発の経緯や想いをトークショー・ガシドで話してきました

ご連絡お待ちしています

以上、オトナキの説明でした。当社は2021年8月に設立したばかりの若い若い会社です。その短い期間で、会社運営の醍醐味は、法人格という形で見える化され、人と人が出会う、つまりは価値観が交わる機会が増えたことだなと思っています。ただ話してみたいというご用件でも大歓迎です。気になった方はご連絡ください。

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交流・学習に使えるツール紹介

交流雑貨COMETI(コメチ)

業種・分野に合わせて17種類のCOMIGRAMを印刷したアパレルと雑貨です。

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