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言葉の壁を「家族写真」で突破する。13カ国語対応・最強の雑談トピック集

2025/12/25

この記事は、私、ネルソン水嶋(水嶋健)が、外国人としての8年間のベトナム在住経験と、多文化共生マネージャーとしての活動と学習で得た知見に加え、AIの助けも借りて制作した記事です。日本に技能実習生や特定技能として来日が増える外国籍の方との信頼関係構築を念頭に、誰でも・今日から使えて・汎用性が高く・各言語でよく使われるフレーズをまとめました。

 

 

言葉も文化も違う相手と、仕事の合間や休憩時間に何を話せばいいのか分からない…。そんな悩みを抱える日本人の管理職や先輩社員は、少なくないのかもしれません。

「天気の話はすぐに尽きるし、政治や宗教の話はタブーかもしれない」
「変にプライベートなことを聞いて、パワハラやモラハラにならないか?」

そうやって考えすぎて、結局お互いにスマホをいじって無言で休憩時間を過ごす。これでは、いつまで経っても信頼関係は築けないでしょう。そんな時、万国共通で盛り上がれる、そして絶対に外さない最強のトピックがあります。それが「家族」です。

なぜ「家族」の話なのか?

日本では「プライベートに踏み込まない」ことが美徳とされる側面がありますが、世界、とくにアジア諸国では少し事情が異なります。

ベトナム、フィリピン、ネパールなど、多くのアジア諸国では、伝統的に大家族での助け合いが根付いており、家族が生活の中心にある人が多いです。日本で稼いだお金の使い道を尋ねると「家族に送る」と答える人は多く、もちろんすべてに当てはまるわけではありませんが、家族は人生の優先事項。

私自身ベトナムに住んでいた頃、初対面に近い関係でも「結婚していますか?」「兄弟は何人ですか?」と聞かれることは珍しくありませんでした。

むしろ、相手の背景にある大切な存在に関心を寄せることは、「あなたを単なる『働いてくれる人』ではなく、一人の人間として尊重していますよ」というメッセージになり、信頼関係を築く最短ルートのひとつとなります。

先に自分の家族写真を見せて「自己開示」

このテクニックを使う際、一つだけ重要なルールがあります。

それは、「まず自分の家族写真を見せる(自己開示する)」ことです。

いきなり質問攻めにするのではなく、「見て、これ私の子供(あるいはペット、親)」とスマホの画面を見せてください。私がベトナムに8年住んでいた時も沖永良部島で活動していた時も、自分の家族写真を見せて嫌な顔をされたことは一度もありません。必ずと言っていいほど笑顔が返ってきます。

そうすれば、相手も自然と「この人(写真)が私の家族です」と見せてくれるようになります。そこには言葉の壁を超えた、温かい空気が流れます。

この記事では、そんな「家族トーク」で盛り上がるための、全13言語のフレーズと、国ごとの家族観の豆知識をまとめました。

1. ベトナム語:年齢確認は「敬意」の証

ベトナムでは家族を何より大切にします。また、相手の年齢や家族構成によって呼称(「お兄さん」「お姉さん」など)が変わる言語なので、家族構成を聞くことは、正しい敬語を使うための確認作業でもあります。

また、ベトナム語の「お父さん・お母さん」には南北で明確な違いがあります。日本にいる実習生は南部出身者も多いため、併記すると非常に親切で「詳しいですね!」と驚かれることでしょう。

まずはこれらの、家族を表す単語を覚えましょう。

家族をあらわす単語

お父さん Bố / Ba ボー(北部) / バー(南部)
お母さん Mẹ / Má メ(北部) / マー(南部)
兄・姉 Anh / Chị アイン / チ
弟・妹 Em エム
子供 Con コン

Gia đình bạn có khỏe không?
読み方:ザー ディン バン コ コエ コン?
意味:家族は元気?

「Gia đình(ザーディン)」は「家庭・家族」。離れて暮らす国の家族を気遣うこの一言は彼らの心に深く染みます。「Khỏe(コエ/元気)」と笑顔で返してくれたら、「Tốt quá(トッ クア/よかったね)」と返しましょう。

 

 

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