新製品のお知らせ
新製品、と言いながら3ヶ月前にはできていたのですが、COMIGRAMIST(当サイト)をはじめたタイミングで改めて紹介記事を書きたくなりました。
パッと見泡模様の可愛らしいデザイン。上はパーカーですが、Tシャツもあります。
しかし実はこれ、「Tôi biết một chút tiếng việt(ベトナム語少し話せます)」という文字が潜んでいます。ベトナム人(話者)の方に指さして伝えれば、「ベトナム語だ!」と驚いてもらえる仕掛けです。
「ベトナム語少し話せます」Tシャツはファッション重視
上記、COMIGRAMを印刷した製品は以前から販売していましたが(販売サイト)、いただくご意見の中に「日常的にはちょっと着づらい」というものもありまして。
数人に聞くと感想はバラバラでしたが、確かに、そもそもベトナム人の方などとの着用を想定していたので(つまり、その言葉を母国語とする人との協働作業を想定)、日常的に着ることに抵抗がある方もいらっしゃるのかと。Tシャツやパーカーである以上は「アパレルアイテム」なので、おしゃれかどうかは常に付きまとう話だなと感じたのです。
そこで、言葉数という情報量を落としても、コミュニケーションのきっかけになる仕掛けを取り入れ、かつファッションとして着られるものをつくろう、と思いこちらが誕生しました。
ベトナム語が隠れているという仕掛け抜きに、「オシャレ」「着たい」というご意見をいただいており、とってもうれしい限りです。
実際に友人が買って着てくれたところ、服をきっかけにベトナム人の友人ができたそうです。
「少し話せます」という曖昧な言葉にした理由
印刷する言葉、実は当初は「ベトナム語教えてください」というものを考えていました。が、身近な人たちから「下からお願いしている印象が強い」「(目にして)気付くと無視しづらい」といった話が出て、このような文章に落ち着きました。
ただ一方で、「ベトナム語が話せないから着たいけど着られない」というご意見もあります。そのたびに直接説明しているのですが、ここは着る側(もっと言えば日本人)の語学への意識が変わってくれないかなと期待しているところがあります。
「少し」という曖昧な表現にしたのは、1語でも、100語でも、どちらも本人次第では「少し」です。ベトナム語であいさつは「Chào(チャオ)」ですが、これさえ分かれば「少し話せます」と言ってもいい。むしろそうして表明することが、ベトナム語ネイティブスピーカーと話すきっかけを生み、結果的に話せる言葉が増えていく、そんな展開を期待しています。
ほかのカラーや、アパレル以外もあります。
韓国語Versionもあります。