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配属初日の不安を「信頼」に。13カ国語対応・心を掴む「自己紹介」フレーズ

2025/12/26

この記事は、私、ネルソン水嶋(水嶋健)が、外国人としての8年間のベトナム在住経験と、多文化共生マネージャーとしての活動と学習で得た知見に加え、AIの助けも借りて制作した記事です。日本に技能実習生や特定技能として来日が増える外国籍の方との信頼関係構築を念頭に、誰でも・今日から使えて・汎用性が高く・各言語でよく使われるフレーズをまとめました。

 

 

配属初日は、日本人であれ誰であれ緊張するものです。それが、まだ言葉に慣れない中での異国なら、なおのことでしょう。日本で働くことになった外国人スタッフ。彼らは、私たち、日本人が想像するよりも遥かに大きな不安を抱えています。

「ここの人たちは怖くないだろうか」
「日本語が通じなかったらどうしよう」
「もし、いじめられたらどうしよう…」

今から14年前、私がベトナムの現地企業で働き始めた初日のことを今でもよく覚えています。2人の日本人を除いて、その5倍以上の人数のベトナム人スタッフ。言葉も文化も違うオフィス。周りの会話が全く聞き取れない中で、なんとかコミュニケーションをとろうとして、慣れない笑顔を頑張りました。幸い彼らのフレンドリーな人柄に助けられましたが、その配属初日にどんな環境で迎え入れられるかは、その後のその国への印象を左右します。

そんな彼らの強張った心を解きほぐし、一瞬で心を掴むための最初のチャンスが「自己紹介」です。受け入れる側の日本人が、最初の挨拶で「よろしくお願いします」と日本語で言うだけでなく、たった一言でも彼らの母国語を付け加えたらどうでしょうか?その一言は、単なる挨拶ではありません。

「あなたの国や文化を尊重しますよ」
「あなたと仲良くなるために、私も努力しますよ」

という、何よりも強力なメッセージとなって彼らに届きます。

発音が完璧である必要なんてありません。あなたが、最初から彼らの母国語を話せるだなんて思っていません。メモを見ながら、たった一言たどたどしく言ったとしても、その「歩み寄ろうとする姿勢」こそが、彼らにとっては何よりも嬉しい歓迎の言葉となり、その後の信頼関係の土台となるのです。

そこで本記事では、「初対面で心を掴む自己紹介フレーズ」を、全13言語・国別にまとめました。また、単なる挨拶だけでなく、初対面の相手の自己肯定感を「爆上げ」してしまう魔法の「キラーフレーズ」も紹介します。

1. ベトナム語:礼儀と親しみを込めて

ベトナムでは一般的に、勤勉さや上下関係、礼儀が大切にされる傾向があります。特に初対面では、相手への敬意を示すことが重要です。

Rất vui được gặp bạn. Tôi là 〇〇.
読み方:ラッ ヴイ ドゥック ガップ バン。トイ ラ 〇〇。
意味:お会いできて嬉しいです。私は〇〇です。

「Rất vui(とても嬉しい)」+「được gặp(会える)」+「bạn(あなた)」。これは非常に丁寧で標準的な表現です。「Tôi(私)」は少し硬い表現ですが、外国人(日本人)が使う分には、それでも問題ありません。

ポイントは、最後に「Mong được giúp đỡ(モン ドゥオック ズップ ドー/よろしくお願いします)」と付け加えること。「助け合いましょう」というニュアンスが含まれ、チームワークを重視する彼らに響きます。

もし相手が明らかに年下なら、男女を問わず、2回目からは「Em(エム)」と呼びかけてみてください。一気に距離が縮まり、「兄貴分・姉御肌」として慕われるようになります。相手への呼びかけに使う「ơi(オイ)」を加えて、「Em ơi(エムオイ)」と呼びかければ、目を丸くさせるでしょう。

 

 

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配属初日の不安を「信頼」に。13カ国語対応・心を掴む「自己紹介」フレーズ

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